非対面契約はあくまでも可能性と心得よ

非対面契約はあくまでも可能性と心得よ

完全非対面対応のクラウド型ファクタリングは除きますが、売掛金ファクタリング契約は対面を前提としている会社が大半であることを覚えておきましょう。

対面契約が大前提

前回までの記事の内容で、売掛金ファクタリングでは『来店不要』でも出張などにより直接会っての対面契約が基本になる事はご理解頂けたと思います。

それでは『来店不要』と同じく、売掛金ファクタリング会社の広告で頻繁に目にする『非対面契約』はどうでしょうか。文面とおりに読み取れば「申込~契約~現金化」一連の工程の中で一度も合う必要がなく完結すると考えられるのではないかと思います。

そしてそれが正解です。ただし非対面契約を100%保証する主旨ではなく、あくまでも「非対面契約が可能な場合もある」との意味であることを理解しておく必要があります。

非対面契約が可能な条件は?

こればかりは各ファクタリング会社の基準によるところであり、一律の条件をここで示すことは不可能ですが、二回目以降の契約時は比較的「非対面契約」で完結させるファクタリング会社は多く見受けられます。

それでは逆に初回契約は絶対に非対面契約が不可能かと言えばそうではないのもまた現実であり、その基準も各社一律ではないので難しい問題です。

極端に少額な場合に非対面で済ませてしまうパターンもあれば、「売掛先企業」が一部上場企業であれば一定額までは非対面で済ませるパターンなど様々あるようです。

しかしながらどのような理由によって、対面契約になるのか非対面契約になるのかは各ファクタリング会社における社内基準で判断されるため、利用する社長さん側が確実な基準を知ることは難しいですね。

やはり完全非対面型ファクタリング以外は、特に 初回利用時においては『原則対面契約』を念頭に利用を検討した方が良いでしょう。

非対面契約の良し悪し

最大のメリットとしては「業務で忙しい中に対面時間を割く必要がない」に尽きますね。

これは正確なデータではありませんが(正確なデータはファクタリング会社の内部基準によりますので取得不可能)対面契約を前提としているファクタリング会社との契約において、利用する側の社長さんの方から『非対面契約』を強く希望し、受け入れられた場合に買取手数料の利率が若干高めになるのではないかとも言われております。

それは売掛金ファクタリンは特性上、どうしても社長さんの人間性・信頼度なども加味される一面を含んだ取引だからではないでしょうか。
数字や書面からだけでは知る事の出来ない『素の社長さん』と直接会い、お話することでお互いの信頼関係を構築させることが、社長さんにとって最高の買取手数料を提示できるという信念の上が故のことかもしれませんね。

直接会うことで誠実さが伝われば融通が利くかも?

AIによる自動判断でははじかれてしまうような「多少条件の良くない売掛金」でも、ファクタリング会社担当者が社長さんの誠実さ誠意さをくみ取り、多少無理してでも融通してくれる可能性が絶対にないとは言い切れないのではないでしょか。

審査するのは機械ではなくて社長さんと同じ人間です。誠意や人間性が全く無視されるとは考えられませんよね。

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