悪質業者事例「ファクタリングは借入ではない」

悪質業者事例「ファクタリングは借入ではない」

社長さんとしては売掛金ファクタリングを利用したつもりが、気が付いたらアレ?借金が増えていたなんて話は嘘のような本当のお話です。

そんな風に売掛金ファクタリングのはずが借入金になっていた時の99%以上は悪質業者の罠に落ちていると考えましょう。損切り、縁切りのためにも1秒でも早く弁護士さんなりの専門家に相談するべき緊急事態です!

悪質業者の手口

悪質ファクタリング業者との出会いのきっかけは、インターネット広告やファクタリング案内のダイレクトメールなど、ありふれた普通の売掛金ファクタリングと何ら代わりありません。そして手口もまた単純です。

手口1.借金を迫られる

借金を迫られる

社長さんが希望する売掛債権では条件が悪すぎる為にファクタリングはできないなどと、適当な言い分を根拠に、代わりに売掛金を担保にすれば社長さんが今日必要なお金を今ここで現金で渡せるなどの調子のよい内容で借金を迫る手口になります。

手口2.気が付いたら金銭借用書

気が付いたら金銭借用書だった

社長さんとしてはファクタリング契約のつもりで現金を手に入れたが、ただ単に上手く口車に乗せられていただけで、後によくよく確認してみたら『金銭借用書』として「売掛金」を担保として借金をしたことになっていた。


いずれの手口も今こうしている分には「まともではないと」判断できますが、金策に追われ冷静な判断力を欠いている時に現金を目の前に積まれてもその判断力を維持できると自信を持って誓うことはできますか。

売掛金を担保に差し出す行為自体は違法ではなく、これは真っ当な賃金業者や銀行でも取扱う資金調達方法です。

悪質業者が貸付けにする意図とは?

なぜ悪質業者はファクタリングではなく貸付金の形を迫るのかと言えば「お金」の為です。
ズバリ!社長をカモにして未来永劫の集り、金銭のむしり取りが目的 です。

まともなファクタリングでは思うようにお金を巻き上げることができません、だからといって他社と比較して高額の手数料を提示すれ逃げられてしまいますし、継続的な取引は難しいのは悪質業者もよくわかっています。

反面、借金にしてしまえば「金利」をむしり取り続けることが出来てしまいます。

しかも、そもそもが悪質上等な業者がほとんどのため 利息制限法も度外視した法外な金利設定 がなされていると考えて間違いありません。

要は闇金ですね。しかもただの闇金なんかよりたちが悪いですね。それは『売掛金』を担保に握られているからです。

売掛金を担保に巻き上げる

取引先からの売掛金入金日を返済日と定めて、元金と金利の返済を求めてきますが、おそらくは到底支払えるようなまともな金利ではないはずです。
ここからが 闇金業者の真骨頂魔の連鎖のスタート です。

支払えないのであれば「担保として借金をした事実」を取引先に伝え、売掛債権を直接回収すると脅しに出てくることでしょう。

担保とされた売掛金は既に社長さんの口座に振込まれ済なので「伝えられる心配はないから大丈夫」は少しばかり危険です。
売掛債務を担保とした借り入れの事実が取引先に知らされるダメージが如何ほどか悪質業者は十分に理解しているのです。

そもそも相手はまともではないのですから、支払い済を承知の上で、嫌がらせ目的で金銭借用書を持って直接払いの交渉を取引先に持ちかける可能性も十分にあります。

それ以上に、そもそも売掛債権を担保にした借り入れを6ヵ月や1年などの継続契約で交わされていることだって十分に考えられます。
そうなれば次回以降の売掛金を 取引先から自分たちのへの「直接払い交渉」を盾に脅しをかけてくる のは火を見るよりも明らかです。

「元金と金利を返済できないのであれば、別の取引先の売掛金を担保に追加融資してあげるから教えろ!嫌なら次回分の売掛金を直接回収できるように取引先に交渉するけど、社長さんとしてはどちらが希望なんだ?」

闇金地獄の典型的なパターンですね。

まとめ



自分は闇金とは「無縁だ」なんて考えていても、特に中小零細企業の社長さんや個人事業主さんは、給与所得者に比べてその日その日に動かせる手元現金を多く持ちますので、闇金業者にとっての金の卵、カモネギ(鴨が葱をしょって来る)です。

魔の手はいつ何時、どんな手段で襲い掛かってくるかなんて想像もできません。
間違っても「闇金です。よろしくお願いします」なんてあり得ません。
あの手この手で社長の懐への入り口を、頭脳フル回転で探しています。

万が一闇業者のカモになってしまったら、それは決して恥ずべきことなんかではありません。
社長さんは会社存続と従業員の生活を真剣に真剣に考えたが為に騙された被害者です。
恥ずべきは社長さんではなく闇金業者の輩はもちろん、気が付いても誰にも相談できない社長さんの心です。

被害が1円でも少ないうちに、1秒でも早く 専門の弁護士さんに相談する以外の解決策はありません!

間違っても自分一人で立ち向かってはいけません!現金を失うばかりではなく、取引先へ築き上げた信用はおろか会社~家族~財産全てを失うリスクがあります。

闇金業者は今までの方法では、社長さんからお金が取れなくなった、取り尽くしたと判断したら社長さんなんて用なしでポイ捨てです。
その頃には社長さんの弱みも、取引先情報も握られていることでしょう。
最後にドカンと大きな花火を上げるべく、根こそぎ財産を奪い取る計画に移行します。

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