ファクタリングに思うこと（長文）

売掛金に苦しめられた過去

目指せ！運転資金円滑化！資金繰りに悩まされ眠れない夜にさようなら！クライアントの都合に合わせてただただ待ちぼうけ以外の手立てがない売掛金は、基本的に入金までに超長期日数を要する「換金スピード・換金性の極めて悪い資産」と言えます。

時には月末締めの90日払いや120日払いなんていう「なんだそれ？」の支払いサイトも決して珍しくありません。月末締め90日後払いであれば、4月1日完納分は7月31日までは1円足りとも入金されない上に、支払予定日が土日祝日に被った日には翌平日まで先延ばしです。

それにも関わらず、当該業務に要した人件費や経費の請求書支払期日は待ったなしで襲い掛かってきます。そんな時は売掛金ファクタリングで、一刻も早く請求書を現金に変えてしまいましょう。

売掛金ファクタリングは、世の多くの事業主さんが心待ちにしているであろう『売掛金入金日を短縮する魔法』と言っても過言ではない、それはそれはありがたいサービスです。

私が個人事業を開業した後に法人化したのは今から約20年前にさかのぼります。当時の売掛金ファクタリング事情は現在の足元にも及びません。現状を一言で表現するとすれば『とてつもなく素晴らしい個人事業ビジネス環境』になったと感じます。

当時も売掛金ファクタリング会社は一応あるにはありましたが、今日のように利用する企業側が「どこにしようかな？」なんて選べる選択肢なんてなく、ある物を仕方なく…と言えば一番近いでしょうか。

更に当時の二社間ファクタリングは、個人事業主にとっては条件が「天まで届けレベルの厳しさ」であり、到底お気楽に利用できる制度とお世辞にも言えない代物でした。

だからといってファクタリング取引が現在ほど周知されていない時代背景の中、三社間ファクタリングは取引先との信用問題の崩落にも発展しかねない行為でありました。

言ってしまえば、自らクライアントに別れを告げるに等しい行為であり、よっぽどの覚悟と新たな優良クライアントに確約でもなければ簡単に手が出せるものではありません。

銀行融資やノンバンク借入に多少の罪悪感や負い目を感じる経営者の方もいらっしゃるかと思いますが、当時の売掛金ファクタリングはその比なんかではありません。

今も昔も ここ日本においては「借金＝悪」との風潮が少なからずありますので、負い目を感じることは致し方ないとは思いますが、貸してもらえるだけの社会的信用を誇りに持って堂々と胸を張り「借金宣言」しても良いのではないでしょうか？

世の中には借金を望んでも借入できない人達は星の数ほど溢れているのだから！

売掛金ファクタリングは「借金」とは似ても似つかぬ性質の商取引であり、事業主さんが今お持ちの売掛金（資産）を、本来の入金予定日を短縮して効率的に現金化するにすぎません。たったそれだけのことです

物販業であれば、入金された売掛金を原資に新たな在庫商品を仕入れるサイクルとなる企業はとても多いです。

売掛金ファクタリングは現金化を早めているだけで「在庫商品」になる前の現金、もっと言えば使途の限られる在庫商品なんかより数倍価値のある現金ですから、売掛金を買取った側は在庫商品を無理矢理に購入するのではなく、そんな物よりも数十倍も価値ある世の中に溢れかえるあらゆるものを購入できる「現金」を手にできるのです。

そんな売掛債権を販売している事業主様は、ファクタリング会社からすれば神様も当然です。

ビジネスにおいて売掛債権が現金の大半を占める事業主さんは、個人消費者向けビジネスではなく、企業間「BtoB」ビジネスをメインに営んでいると頭に浮かびます。

本来であれば「BtoB」取引の発注者がすぐに代金を支払ってくれさえすれば、売掛金ファクタリングなんて全く必要のない制度に成り果ててしまうのですが。

これぞまさしく魔の連鎖です。下になればなるほど「利幅の薄い現金をより末永く待ちぼうけ」にならざるを得ない悪しき習慣の本髄です。これでは円滑な業務に支障をきたして当然です。

それでもその現実を受け入れて、尚且つ利益を出し続けて行かなければ家族共々路頭に迷う選択肢しか残されていないのが悲しいかな世の現実です。

目指せ！運転資金円滑化！資金繰りに悩まされ眠れない夜にさようなら！

そんな時はこれしかない！誰も傷つけない、誰も損をしない、借金でもない、もちろん略奪や違法行為ではない「売掛金ファクタリング」を上手に活用して、1日でも早い事業の安定化を目指してみてはいかがでしょうか？